トゥルースリーパーは、テレビショッピングなどでよく目にする機会が多いので、知られている人は多いのではないでしょうか。
トゥルースリーパーは、宇宙飛行士のために開発された低反発素材からヒント得て、開発された低反発マットレスに分類されるマットレスです。
低反発マットレスの特徴として、体の体圧、体温によって体にフィットする感じで、柔軟に変形します。
つまり、マットレス自体が体の凹凸に合わせて自在に変形します。
そのため、寝ている体全体を包み込むように、体の形にフィットします。
一般的な敷布団(綿布団など)で寝た場合は、頭、腰や肩などに体圧がが集中し、局部的に負担が寝ている間にかかるため、体が圧迫されるため、朝起きた時の体の違和感や、腰の痛みの原因になります。
トゥルースリーパーはマットレスは、点ではなく面で支えるので圧力が分散され、体への負担が軽減されます。
寝心地はいいと思います。
ただ、身体との接触面積が多いため、夏場や暖かい時期は少し、というよりかなり蒸れて暑いです。
寒い時期は、マットレス自体が硬く、自分の体温で温まるとゆっくりと沈みこんでいきます。
私も以前は、テンピュールのマットレスを使っていましたが、自分にはあわなかったため、家族にあげました。
しかし、腰痛で悩んでいる人にはオススメできるかという観点からみれば、オススメはできないと思います。
理由として
1.低反発なため、体が沈みこみ腰に負担がかかる
2.寝返りを打ちづらいため、寝返りの回数が減る
が挙げられます。
1.低反発なため、体が沈みこみ腰に負担がかかる
人間は平均約6Kgの重さのある頭を支えるために、背骨をS字カーブを描くように湾曲しています。
腰痛がある人は、仕事で重いものを継続的に持ったり、デスクワークで1日中、事務仕事やパソコン操作、勉強などをしている人が大半です。
それは、普段の姿勢が悪いため、背骨が理想のS字カーブを描かないような無理な体勢や姿勢をしていることが多いのです。
腰痛を防ぐには、この背骨のS字カーブを理想の形に保つことと、腰を休ませることが重要になってきます。
しかし、日中は仕事などでどうしても、仕事などをしなければならないため、姿勢をよくする意識はできても、仕事などでの悪い姿勢がなくなることはないため、根本的な解決にはなりません。
そこで、1日の間で腰を休めませることができるのは、寝ている間しかありません。
しかし、トゥルースリーパーなどの低反発マットレスは、体が沈みこむため、腰も沈み込んでしまいます。
これが原因で、腰に負担がかかり背骨が曲がってしまいます。
これでは、理想の背骨のS字カーブを保ち、腰を休ませることができません。
腰痛の改善どころか、腰痛を悪化させかねません。
2.寝返りを打ちづらいため、寝返りの回数が減る
人間は寝ている間に、平均30回以上は寝返りを打つと言われています。
寝返りの効果として、同じ姿勢で寝ていると、体の特定の部分に負荷がかかり、筋肉のコリがほぐされなかったり、血液の流れや、リンパの流れが悪くなります。
寝返りを打つことで人間は、同じ部分に負荷がかからないように自然と工夫しております。
しかし、低反発マットレスは、深く沈み込むため、寝返りをうつ時に力が必要になります。
これが寝返りを打ち辛くしている原因なのです。
寝返りを打ちずらくなると、自然と寝返りを打つ回数も減ってきます。
寝返りの回数が減ると、腰などの同じ部分に負担がかかる時間が多くなるため、腰を休ませることができなくなります。
こういった理由から、低反発マットレスは腰痛改善の効果は期待はできないと思います。
腰痛改善には、高反発マットレスが腰痛改善効果が期待できますが、高反発マットレスには多くの商品がありますが、
・上記問題点をおさえた上で、オススメなのが